加賀百万石の貫禄

思い立ったが吉日、今度は一転金沢へ。驚いたことに、東京から金沢へ行くのにはいったん新潟を経由して行かなければならない。すなわち、越後湯沢か長岡まで上越新幹線に乗り、そこから日本海沿いに南下していくわけだ。意外に遠いのだなあ、というか大阪からの方が近かったわけだ。

さっそく兼六園。6つの優れた景観を備えているから「兼六園」というらしく、その一つが「眺望」。兼六園というのは実は坂の上にあって、金沢市内を見渡すことができる。季節を選べばもっと美しい風景が見れたかもしれない。
金沢城。日差しで死にそうになる。
観光する季節としてこの時期はあまり適切ではなかったのかもしれない。

ひがし茶屋街へ。昔ながらの建物が立ち並んでいる。。。。が、日差しがキツくて、観光ガイドに載っていたような幻想的な雰囲気とは言いがたく。。。夜になればライトアップされて美しいに違いないと、夕暮れを待ってみるも、6時過ぎても全く暗くならず。現在でも芸者さんがいて営業している店もあるようだけれど、たいていの建物は甘味処だったりみやげ物屋だったりになっていたりする。日差しから逃れて癒しのひと時。

昔のお茶屋の中身を再現した施設「志摩」を見学。中でお茶をいただくことができる。都会の喧騒を忘れることのできる一瞬。

川のほとりの主計町茶屋街。主計局と料亭の切っても切り離せない関係(ちょっと違う)。


翌日は武家屋敷界隈を散策。この辺が一般民家だというのだからすごい。雰囲気がある区域。

新たな名所「金沢21世紀博物館」。現代アートはよく分からないのですがそれでもいろいろと楽しめる。併設のカフェでのランチは、パレット型のお皿に自由に盛ってくださいという美術館ならではのブッフェ式(値段によっては一回のみ)。加賀野菜を取り入れたフレンチで、ウマイ。

私は金沢をなめていた。日本海沿岸というだけで島根と一緒にしてはいけない。この都市は、栄えている。「香林坊」という魅惑的な名前の中心街には、高級ブランドの路面店が立ち並び、駅前のショッピングビルには人気の若者ブランド・セレクトショップも揃っている。この雰囲気は、京都に近いんだろうな。