もはや

昔引用した村上本から再引用。

村上淳一が引用するどドイツの法学学習入門の本の記述:「判断能力は自己信頼を必要とする。自立的な判断の形成を妨げること多大なのは、心配することである…勉強すべき科目の多さ、学習文献の氾濫、迷路のように見通しのきかない状態…時には自分自身の気分…国家試験の準備をしなければならないというプレッシャーなどが、心配を募らせる」「心配とは危険なものであって、膨らんでいけば不安になり、それが学生を硬直させ、意気消沈させてしまう。不安が支配するところでは、判断能力は衰弱してしまう。特効薬はない。クナックは、専門の学習によって基礎付けられた自己信頼によってのみ心配を乗り越えることができると信じていた。自己信頼は、深まっていかなければならない」