はだまぶろぐのうらばなし

第二の山越えが終わり、ようやく一息。

ところで、もうだいぶ時機に後れてしもうたが、葉玉Blog裏話につき↓本人がお語りなので忘れないようにメモしておかねばなるまい。
http://mainichi.jp/life/electronics/news/20080115mog00m300031000c.html
アルファブロガー・アワード2007」。それがどれだけすごいのかは知らないが、立案担当官が書くBlogというのは、やはり画期的なものだったといって間違いないないと思われる。
昔、葉玉Blogの法的評価うんぬんの問題を取り上げたことがあったような、なかったような、だが、本人は公式見解と思われないように気を使っていたようだ。

HPだと公式っぽいですが、ブログだと個人がやってるので、法務省の公式見解だとは誰も思わないだろうと。実はそれを一番気にしてたんです、私自身は。だからできるだけ非公式感のあふれるものにしたい。だから「会社法であそぼ。」なんです。誰もこれを法務省のHPとは思わんだろうと。ましてブログだし、変な背景だし(笑い)。よく「会社で変なページを見ていると思われるので、もっと格式高くしてください」と言われるんですが「そこはダメです。これだから意味があるんです」と。
…いきなり公にやって失敗し、国会に呼び出されて「なんでこんなことになってるんだ」と言われちゃかなわないでしょ。だから無責任ブログが一番いいかなと。上司が国会に呼ばれても「あれは葉玉というのが個人でやっているもので、法務省は一切関与しておりません」と言えるじゃないですか。

しかし、官民双方コミュニケーションツールとしてのBlogという発想には、共感できるところもある。

私はむしろ、首相官邸メールマガジンや各省のHPというのは結局一方的な発信なんですけど、それを双方向で書き込めるものが公的にあっていいと思うんですよね。責任回避という点からいけば、「ブログなんて、公で解説するようなもんじゃない」というのは正論だと思うんですが、日本のためという視点から見れば、私みたいな変わり者でもいいから誰か一人正々堂々と受けて立ち「こうですよ」「それはちょっと立法に生かさせてもらいます」とか、公開の場で議論できるようなメディアがあれば楽しいんだろうと思うんです。
…中にちょっとオープンなスペースがあって、そこではお互い対等な立場で、向こうが文句言ったらこっちは言い返す、再度文句言うならどうぞ、消しはしません、と。少々途中で言い過ぎたり話が間違ったりしても、それも含めてそのプロセスを公開しましょう、というカテゴリーがにあれば、いろんなメディアや会社、国がすごく身近になる。そういう夢が私の中にはあるんです。

オープンでパブリックな議論スペース、か。。。

しかし葉玉先生、公務員時代より今の方が更新頻度は低くなっている。お忙しいのだろうが、↓の問題も無視はできまい。。。

始めた時は公務員だったんですよね、法務省の。だからお金を取るわけにはいかない。…弁護士になって急にブログをやめるのもおかしいだろうと。ちょっと矛盾を感じる時はありますけどね。お金を払って来るお客さんに提供するサービスのレベルと、ブログで無料で質問にお答えする部分のレベルを、どう折り合いをつけるかという課題はあると思っています。